言葉は、コミュニケーションの手段の一つであり、人それぞれに概念や捉え方が異なることがあります。
特に「スピリチュアル」については、様々なイメージや思いの違いがあるでしょう。
私は、知らない誰かに「スピリチュアルな人」と言われることが嫌で仕方ありませんでした。
なぜかというと、あきらかに相手は「私はスピリチュアルな人間ではない」と思っていて嫌悪さえしている様子だったからです。
今となってはどうでもよいことなのですが、要は、スピリチュアルという解釈が私とは異なっているのです。
世間的にスピリチュアルな人のイメージは、ふわふわと何か見えない世界のこと(天使や神様など)を語りながら現実を見ずに浮いている人
なのかな、と推測しております。(これは勝手に「そう感じているのかな?」と思っているだけです…偏見です。笑)
これは、きっと誰しもが通るところで、浮く体験がないと地に足がつくということが理解できないために、「浮く体験」をしている段階の方々です。
→ちなみに私も浮く体験はかなり長く行っていたので、お気持ちお察し致します。
スピリチュアルの本質は「本当の自分=魂(スピリット)」を生きることであり、「スピリチュアルに生きる」とは、「全身全霊で生きる」ということ。
要は「本来の自分を生きたいように生きる」ということです。
自分を生きていく、という点においては、全ての方々がスピリチュアルを生きていると言えます。
そのことを自覚しているかしていないか、また、スピリチュアリティの学びを必要な人生を選択しているのかしていないのか、の違いがありますので、「スピリチュアルな観点からの人生の学び」を選択していない人にとっては「不思議で何をしているのかわからない」と思われても当然なのでしょう。
特殊な能力があること(それはサイキック)、神様だけに頼る(他力本願)こと、悟ることが何よりも大事である、等‥そういったことがスピリチュアルの本質ではありません。
→とはいえ、私自身も「自分は特別で選ばれた人間だ」と思い込む痛い人間であった体験はしっかりと通っております。笑
手段として能力があるだけで、それを使っている人が必ずしも本当の自分を生きているとは限りませんし、むしろ、特殊な能力がなくとも本当の自分で生き生きと輝いていらっしゃる方は沢山いらっしゃいます。
私が、スピリチュアルカウンセラーを育成する上でとても大切にしていることは、カウンセラー自身が内なる気付きと学びに心を開き、霊的にも精神的にも成長し続けていくこと。
そして、自分本位にクライアント様(お客様)を操ったり、自分はクランアント様よりも力が上だ!などのエゴに振り回されず、愛を持って寄り添い、クライアント様には自身で解決し乗り越えていく力がある、と信じ関わっていけることです。
スピリチュアルに興味がある、ということはきっと、今世で「本当の自分」を全うすること、それをエネルギーの見えない視点から探求することや味わっていくことを体験しにきているのかもしません。